小児の肥満とその対策 *** 小児肥満は親の責任も大きい ***
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薬剤師 山口ひろみち

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乳児肥満(生後〜離乳)
この時期も軽んじてはいけません。脂肪細胞が増大する時期です。ミルクは通常通り飲ませても問題はありませんが『与えなくてはいけない』かのように宣伝している赤ちゃん用おやつなどが問題です。

おやつ類や特にイオン飲料、スポーツドリンクのような勘違い飲料を水代わりに飲ませてはいませんか?カロリーが多いです。余分なカロリーは脂肪細胞増加をより活性させて『コロコロ赤ちゃん』の出来上がりにならないよう注意しましょう。

また、歩き始めると肥満が急速に解消することからも、運動がいかに必要かがわかります。屋外で遊ぶことが、肥満だけでなく人格形成の上でも大切になります。

幼児肥満(離乳〜5歳)
本人はもちろんのこと家族も肥満を自覚していないことが多く、治療の必要性などまるで頭に無い方が多いです。この時期の肥満は、学童期まで移行しやすいので要注意です。

学校へ通う前に肥満を解消できれば本人の負担も少ないので、肥満の対象にならないよう家族が協力して気配りしよう。

学童肥満(小学生)
子供達の大敵は、食事時の飲料水です。味噌汁代わりに、お茶代わりにコーラやジュースを際限なく飲む。もちろん、のどが渇けばまた、ジュース。スポーツドリンクに関しては何の戸惑いもなく、逆に身体のために良かれと思って飲んでいるのが現状です。

繰り返し述べているようにおやつは、油、糖質の量が食事よりコッテリです。こんな食生活を繰り返し、運動量も間違いなく減っているのだから、太らないで大人になることは奇跡に等しいと思ってください。

この時期には、子供自身の意識が出てくるので周りの友達から刺激されて『痩せたい』の気持ちが表れる事が多いです。この意欲を高めてあげるのも家族の仕事です。

また、本人側から、「学校で水泳の時水着姿になるのが恥ずかしいから痩せたい。」「友達にからかわれるのが、いやだ。」この様な問題はひどくなるといじめにもつながります。

客観的に家族サイドから、「太っていると、心臓に負担がかかるから身体に良くないのよね。」
「栄養分が頭まで行かなくなって物覚えが悪くなるのよ。」「運動するにもドンくさく見えるよね。痩せると機敏に動けるから。」
など、家族ならではのコミュニケーションをこの際じっくり持ちましょう。

思春期肥満
特に思春期肥満の場合は、脂肪肝・高脂血症などの生活習慣病を疑ってみなくてはいけません。これらの予備軍としての注意が必要です。

また、普通に見えても除脂肪(筋肉・骨・水)の量が少なければ体脂肪率は高くなるので、侮ってはいけません。隠れ肥満には要注意です。

☆食事療法はわかり易く
[1]軽度肥満の場合(20%<肥満度<30%)
軽度肥満の場合ば、成長に合わせて改善する見込みがあるので、無理な食事制限は必要ないでしょう。どちらかと言えば、食事の制限より食事の内容を重視する方が効果的です。

◎食べて良いもの→タンパク質系食品 ×食べて悪いもの→糖質系食品

筋肉を作るためにも成長に欠かせないタンパク質を十分に摂ること、摂ろうと思わなくても必然的に多く摂取しがちな糖質食品を控えることが重要です。

[2]中等度・重度肥満の場合(30%<肥満度)
成長によって改善される見込みがあまり期待できないので、ある程度の食事制限が必要になってきます。

一日に1600kcal〜1700kcalを摂取することを目標にしましょう

一番気をつける事が、一気に痩せたいがために無理な食事制限をしたり、基礎代謝以下の食事を続けないことです。何度も繰り返しているように、基礎代謝を下げることは今後の自分にとってマイナス面が多く、やせた体重維持に苦痛を強いられるため極力避けたいものです。

無意識の運動療法
消費するエネルギーを増やすのが目的なので、いやな運動を無理に強要するのが目的ではありません。そのために、継続できる運動が必要です。

「えー、どんな運動メニューをこなせばいいの?」いえ、「さあやるぞ!」というような運動をしなくてもいいです。日常生活で心掛けることから始めましょう。

例えば、家の手伝い、掃除片付け、買い物の付き添い、布団の上げ下げ、部屋の模様替え、趣味の充実など心掛け次第で、日常生活が充実してきます。また、母親や家族の者たちとの接点も多くなりコミュニケーションが増えてくるのも嬉しいものです。

小児肥満だけではありませんが、運動療法だけでの治療は見込まれません。やはり食事の摂取量はある程度控える必要が出てきます。また、栄養の不足を補うためにも、間違いのないサプリメントで補助することも大切になります。

『子供にサプリメントなんて・・』、という考え方はもう古く、日本では子供にサプリメントを必要とする習慣がまだないのかもしれません。欧米ではもう何十年も前からサプリメントで栄養を補う習慣があります。大人に必要なサプリメントが子供に必要ないと考えるのは時代遅れです。

大人に必要なら子供にはなお必要であると考えるべきです。成長を妨げないためにもまじめに検討する点の一つです。



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